前作「ステルス2」よりも“やさしく”なったニューシリーズ「Qi10」
昨年は真っ赤なレーザーが印象的だったテーラーメイドの新作発表会。今年は真逆の「青」がテーマカラー。臨場感のある映像がカーブスクリーンに投影され、今年もこの季節が来たかとワクワクさせられる。
新シリーズの「Qi10」は、例年通り「Qi10」「Qi10 MAX」「Qi10 LS」の3モデルが発表された。スピードとやさしさのどちらも諦めず、慣性モーメントは10,000。すべてのゴルファーのスコアを少しでも良くするためにと、"やさしい"クラブであることをアピールした。
また、発表会には同社契約プロの永峰咲希と、昨年プロテストに合格したばかりの清本美波も参加した。
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永峰は12月の中旬から「Qi10 MAX」を使用していて、言葉で聞いたことがあるだけだった“慣性モーメント”を打感や球筋で感じることができると話した。フェアウェイキープ率のスタッツが低いことが課題だと感じていたが、「Qi10 MAX」を使い始めてから曲がらなくなったと言われるそうだ。
「朝イチのティーショットで右へ抜けることもあったのだが、球が高く上がってきちんとドローが掛かるため、朝イチのショットが楽になった」という。練習よりもラウンドが多いこの寒い時期、すでにフェアウェイキープ率は向上していると話し、新シーズンへの期待も高まる。明日から沖縄入りする永峰だが、このドライバーショットの精度をさらに上げるべくトレーニングを詰めていくと意気込んだ。
格好よさに憧れて、小学生からテーラーメイドを愛用している清本は「Qi10 LS」ユーザーだ。以前のドライバーはスピン量が多くて飛ばないことが多かったが、「Qi10 LS」に変えてから平均距離が伸びたと話す。打った違いは“音”にあり、「(音が)硬くなって弾く感じがある」結果、距離が出たのではないかと分析した。
スピン量が抑えられるので、ボールが吹き上がってしまう人や散らばってしまう人にオススメだという。1月末からは1週間タイで、その後は沖縄で合宿を予定している。「シーズンが始まったら“攻めのゴルフ”に注目して欲しい」と、ルーキーの勢いに目が離せない。
試打クラブは1月19日に解禁され、店頭には2月2日に並ぶ予定だ。